ボインを仕留めるのにやるべきこと

またやらかした前回

KK丸で去年だけでも6回、ボインクラスのハタをバラしている。腕が悪いのは勿論のことなのだが、こうも間近までその気配を感じながら上げられないのは大変なストレスだ。

船長の流してくれる大原沖は、たしかにまだ大型がいる。通ってくれれば、いつか釣らせっかんね〜、と船長は言ってくれる。そして確かに大物がいることを感じてきたし、同船者が釣り上げるのを何度も見てきた。他の人の大型バラシも3回目撃した。

この大原のブリブリボインちゃんを釣り上げるべく、今日は過去の失敗を振り返り、傷口にワサビを塗り込み、今度またくるであろうチャンンスには、今度こそ釣り上げてやろうという魂胆だ。

 

去年の悔しい思い出

3月には、底から3m切った仕掛けにズドンときたあたりを捉え、まんまと上げて見たらヒラメ5.8キロ、同じ日に5キロのヒラメ 追釣。すっかり先糸飲まれても、あの牙だらけの口でよく切れずに上がってきてくれた。

なんとか同じクラスのハタを、と通って4月。今度も高棚でズドン!やっとその日が来た、と思ったらまたヒラメ。今度は6キロ。一昨年は8キロのヒラメを上げたので、2番目の座布団記録。捌いたらアニサキスちゃんが内蔵にいたので、勿体無いが刺身を避け、塩麹漬けなど火を入れて食した。大原の座布団は、火を入れると大味感がなくなりそこそこ旨い。

そして5月。試しに使った市販のハタ仕掛けが裏目。12号を使ったのに、大型をかけてファイト中にサルカンのノット部で切れた。それ以降、市販仕掛けは一切使わないことにした。

次は7月。第一投でズドン、と来て心の準備が整わず、強烈な引き込みに竿で溜めることしか出来ず、フッキングが甘くて鈎外れしてしまった。完全な釣り人ミス。

9月には、明らかに大物からの魚信があったものの離され、何もできずにフッキングせず。餌に付いた歯形がその大きさを物語っていた。この、当たりがあってもかからない現象を無くそうと色々試すが、未だに決定打に欠ける点。

10月には、底で掛けてしばらくファイトするも、根に潜られてラインブレーク。これはやむを得ない事かも知れない。高棚で狙っていても、底取った瞬間に食うことも多い。これを上げられるかは、なかなか船の上からではやれる事は限られる。まずは当たってかけた時に潜らせない事、頭をこちらに向ける事、底から引き剥がす事。ここまでは多少リスクがあっても、ドラグ締め込んで竿とハリスを信じるしかない。5mも上げられたら、後はばらさぬよう、切れぬよう、竿、リールの性能を最大限活かして勝負。

11月。この時は10m切って残り5m位の所まで上げて来た。いきなり竿先が海面に突き刺さるあたりだった。当日はうねりが強く、慎重巻きしたのがかえって仇となり、船の上下でフッとテンションが抜け、その瞬間バレた。絶対にテンションを抜いてはいけないという鉄則を守れなかった痛恨のミス。

そして先日のバラシだ。今度はお祭りだ。祭った相手を信用しすぎた。普通なら祭ったことがわかるだろうし、ましてや祭った相手がファイト中ならせめて邪魔しないように振る舞うはず。ところが、この時は相手がグリグリと巻き、釣友が緩めて!と叫んでもやめなかったのだ。こちらの幹糸には大型がかかっているので相手の糸が鋸のように擦っていくのが手感度で伝わってきて、案の定タカ切れした。オイラの心もブチ切れた。相手は、祭った事があまりよくわからず、自分の仕掛けにかかったとでも思って居たのだろうか。それなら仕方がないが、いや、この時は完全にオイラを見ながら向こうもリーリングしていたので、お祭りである事を知って居た。ましてやよっちゃんが緩めて、と叫んでお願いもして居た…。理解不能な世の中だ。煽られた車みたいなものか…。

話を戻して、大型座布団ヒラメは上げれるのに何故かハタとなると上げ切れない。

仕掛け原因が1、フッキングミスが2、根掛かり1、リーリング1、お祭り1。

2度と仕掛けでミスしないよう、慎重な自作と信頼の鈎選定を続ける事。最近は、ジギング用の軽量高強度フックにケプラーの吸込み糸を付け、それを先糸に結んで使用している。ケプラーは耐摩擦性、耐切削性に優れる他、ことのほかしなやかで、イワシの泳ぎを妨げない。実際、2キロフィッシュを上げた時、イワシを飲まれハタの鋭い歯で擦られたが、吸い込み糸はびくともしていなかった。欠点は祭った時にはしなやかすぎて絡まりが酷いこと。そんな時は躊躇なく仕掛けを切って祭りを解けば良い。たっぷり予備仕掛けを仕込んで臨んでいる。先糸全体をケプラーやPE系で作ると手前祭りが酷くて釣りにならないが、この仕掛けを編み出してからは手前祭りが激減した。

うねり時のリーリングは、それ以降改善できた。竿の曲げを変えないリーリングは基本中の基本。今後も気をつけよう。

お祭りは、今後叫びまくってでも緩めてもらおう。大型掛けたら船長にアピールする。あらゆる手を尽くして取りこぼしを無くそう。そう言えばゲンが悪いので、まだまだ残りの巻量がたっぷりあったがPEを巻き直した。数日経ってもモヤモヤする気分転換も兼ねて。

最後にフッキングと根掛かり対策。

今エースで使っている海翔は、全体的には柔らかめ。200号背負える割にチップが柔らかく、80号でも潮馴染みがいい方だと思う。フッキングもそこそこ胴にハリがありやり易いが、あえて言うと腰がもう少し強く、チップがもう少し柔らかいと理想的だと思う。全体の竿バランスはいいのだけど、もうちょっとだけ穂先柔らか、バットしっかりだと、うねり時にも上下動を吸収し易く、仕掛けを落ち着かせてイワシのストレスを出来るだけ和らげ、またあたり時には竿先で跳ねずに魚の動きに追従。そしてフッキング時にはバットでしっかり力を伝えられ、巻き上げ時には竿全体でしなやかに魚をいなせるはず、そんな竿が無いものか…。

反射神経も衰え、そもそもナチュラルボーンフィッシャーに程遠い能力なので、腕でカバーできない分道具で補う事も、一本取れるかどうかの瀬戸際には重要なんじゃ無いだろうか。もう少しのところまで近づいたが、まだ上げられないボインハタ。

 

そしてあーだこーだ言いながらまた道具に走る

ある時、こんな記事に出会った。

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↑ダイワwebサイトより転載

まさにこれが探していた竿じゃないのか…?余りにも今のオイラの要求にヒットする謳い文句。居てもたってもいられず、早速キャスティングに取り寄せ依頼。そして手に取って見て、ビビビ、と来た。new kisenryuuは実際に釣って見て惚れ込んだが、この竿は触って電気が走ったのだ。

なけなしの小遣いをはたき、即購入。

以前使用していたリーディングスリルゲーム73位しなやかな穂先と、鬼ロッド位しっかりしたバット。そして軽い。まあ、軽さは錘を背負うと効果は激減するが、その竿の持つ雰囲気にすっかりハマった。この竿のデビュー戦は外せない。次回の釣行が今から楽しみだ。

 

 

 

今日もヤラカス KKマハタ〜

このご時世に

急遽昨日は長崎出張。来られる方が迷惑ってもんだ。緊急事態宣言が出ても、会社は1回目の緊急事態とは異なり、公表している自粛内容とは裏腹で出来るだけ業務に支障をきたしたくないのが見え見え。我が家は受験生が居るので、何にしても要注意。

昨日帰宅したのは午後11時。支度して寝たのが12時を回ってしまった。寝不足のまま3時に起床、一路大原へ。

日が短いため5時過ぎ出船。今日は黒森のダシからスタート。右舷4人、左舷2人の6人で出船、右みよしによっちゃん、隣がオイラ。

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↑予報は曇りだったが凪のいい天候に恵まれた。

 

今日は底から

着底して50センチ浮かせ、そこから2メートル誘い上げてまた底とって、を繰り返す。さて、今日の棚は?と懸命に誘うもあたりなし。

右舷トモとその隣でマハタが上がる。

次に2メートルで待ってみる。すると、ガガガガ、と初あたり!ところがそれっきりで餌だけ取られてしまった。

反応があったので、次も2メートルで待つと、ふたたびガガガガ。また竿先を絞り込まない。少し待って見たが続かないので、餌を付け替えすぐに投入。そして2メートル切った瞬間、ガガガガ、ガガガガ!ゴンゴン!

ようやく竿先が入り、フッキング。ドラグがずるり。そこそこサイズか⁈

上げてみると2キロ弱のアベレージ中型サイズ。まずは一本取れた。時刻は8時過ぎ。

 

その後は…

泣かず飛ばず。今日は隣の右トモ2番目が絶好調。次から次へとかけていく。

オイラは、というと、またガガガガ、で頭の潰れたイワシが上がってくるばかりで、なかなか鈎がかりしない。

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↑あーね。この食い方はハタなんだよね〜

 

では、と孫鈎をセットして投入。

船中、サメが上がり始める。嫌な展開。船長曰く、「潮は流れていない」らしい。

底取り直した瞬間ゴゴン、とあたり。その場でステイすると、さらにグググン、と押さえ込むようなあたり。フッキングを入れると、物凄い重量感。ついにやったか⁈

ドラグがズルズル出されるも頭をなんとかこちらに向け、ようやくリーリングができるようになった。ゴゴゴン、ゴゴゴン、と重量感たっぷりの引き。

ところが10mほど巻いたところでオイラの幹糸が船底方向へ流れ始めた。流れたのを見て、船長はサメだ、と仰るが、オイラにはハタだと思えてならない。お祭りだ!左ミヨシとマツってしまう。ところがまつった相手がグイグイ引っ張ってくる。よっちゃんが「糸緩めて!」と叫んでくれるも、グイグイ引っ張られる。オイラのPEがキシキシ悲鳴をあげる。頼むから糸緩めて〜!と思っていると、ブツッ、とタカ切れwww(°▽°)

 

流石にぶんむくれた。

 

隣は絶好調で、なんと7キロオーバー釣った直後に4キロオーバー連続ヒット。船中なんとも言えない空気が流れる。今日は右トモ2番目が爆発、8匹も釣って、かつ2.8、4キロオーバー、7キロオーバーの1人舞台だ。一昨日は8キロオーバーが出ている。このところの大原は大型ラッシュだ。もしサメだったとしても、さっきの大物、あげておきたかった…(涙)

 

カケアガリの後の落ち込みでキロいかないサイズを追加して、結果オイラは2本。船中18匹で、よっちゃんとオイラの2本がスソ。本当に何が違うんだろ…。

 

今日は取りこぼしも多く、不完全燃焼な1日だったなあ…、早速リベンジマッチだ。 

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↑今日は何にしようか?無水鍋で何か作ろう。

 

 

修行は続くよ、どこまでも。KK丸ハタ釣り

ハタ、釣り初め

先週は真澄丸で鬼撃沈。O井さん曰く、年末は高活性でよくあたった、とのこと。何とか初獲物を求めて、KK丸で出た。

常連さんのI葉さんS井さんに、O井さんも乗って、計7名の乗船。オイラはいつもの右2番で。

 

第一投から…

黒森のダシを丁寧に探る船長。S井さんがナイスサイズをあげる。続いてO井さん。いつものパターンで、オイラを飛ばして船中、ポツポツとキロ〜2キロ後半のナイスサイズが上がる。オイラの仕掛けには当たりが来ないwww

そうこうしてると、ようやくツツン、ツツン、とあたりが。そのまま待つが竿先が絞られない…

仕掛けをあげると

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↑頭の潰れたイワシが…

 

その後も一生懸命集中するのだが、うんともすんとも言わない竿先。船中、相変わらずポツポツとハタが上がる。左胴の間では3キロ後半のボインが上がった。

10時を回った頃、イワシの前あたり。ブルル、ブルル、クイクイ竿先を引っ張り出す。くるぞ〜、と思っていると、竿先がゴン、と入った!

キターーーーーー♪───O(≧∇≦)O────♪!

重さを感じてフッキングを入れると、スポッ!

ギャアーーーー、抜けたああああヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3

 

本当にガックリ。何でやねん…

 

そして11時を回る

船長南寄りの50mだち大場所を狙う。棚は高めに切ってくれ、と指示が出る。棚を4〜5mにキープ。そして、ようやく…

前あたりの後にグググン、グググン、と2回あたったのち、ゴン、と入った。今度こそ!フッキングを入れる。あー、やっと乗ったあ!途中、うねりでふ、っと軽くなったりして、ヒヤヒヤだったが、何とかキロフィッシュゲット。O井さんがタモ入れしてくれた。その後、すぐにO井さんが2キロオーバーを掛けた。いつもながらさすがだ。それにしても、この棚でやっとこさキロフィッシュとは…

何とか坊主脱出し、最後の流し、ツン、とあたりが出るもそれ以降発展せず。時間もないのでそのまま流したが、時間切れ終了。仕掛けをあげると、イワシはいなくなっていた。クソ。

 

NEW鬼閃流は…

序盤に何投か使ったが、ちょっと80号にはオーバースペック。硬くてあたりも弾いてしまう感じがあった。やっぱり竿は、海翔が今のところエースか。

終わってみれば、船中18匹。坊主でなくて良かったが、見事にスソのヘタレ釣りでしたwww😭

寒中、あたり4回、うち1匹キロフィッシュ。やれやれ。

ボインに会えるのは、いつになることやら。

途中、船長が、オイラだけ釣れてないのはおかしい、と、大ヒラメ用の仕掛けをくれた。ステイト、幹糸とも短く、触った感じ8号くらいの感じか。2〜3投やってみたが、やはりあたりなし。何となくイメージが出ないので、元の仕掛けに戻して、ようやく坊主逃れの一匹をかけた。

それにしても、これ何が違うのかねえ〜???

2021研鑽会 鬼!

今年の釣り初め、真澄丸

啓ちゃん、よっちゃん、三好さん、久々参加の佐藤さんらと、5人の門人会メンバーが集結。年末お流れとなった研鑽会の仕切り直しとなった釣り初め。天候も穏やかで、絶好の鬼日和。

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船長、今日は難所責めの連発。大型狙いだ。

結果は、と言うと、右舷強し、でリリースや一荷含め9本だったかな?左舷のオイラと佐藤さんは本命に出会えず、であった。

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↑黄色いにいちゃん、変なもの釣ってるしww

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↑啓ちゃん、最近一荷づいてるらしい。

 

1投目アカムツ狙いで、幸先よくアカムツゲット〜、のはずが小ザメの一荷。紛らわしい引きで、ガックリ。

鬼狙い第一投からいい当たりをとって掛けるも、何故かレンコ。1あたり、2あたり、3あたり、とまるで鬼の食い方。潮は1〜1.5ノットとのこと。その割には糸がよく出るため、潮が効いていた。

その後も微小当たりを取るも、ノドグロ(ユメカサゴ)、水フグ、など外道ばかり。

すごくいい当たりが出て大鬼の確信も、なんと残り3mで超大型のサメ、全長3mくらいのがオイラの仕掛けを横切り、仕掛けは何の衝撃もなくスッパリ切られ鬼と思われる獲物をかっさらわれた。今まで見た最大のサメで、ネズミやトチとは姿が異なり、いわゆるサメらしいサメ🦈だった…。

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↑絶対、大鬼と思ったんだけどなあ…

 

最後の一投、カケアガリの早潮。錘ステイ、糸ズル出し、錘が浮いて着底、糸ズル出し、を繰り返す。モゾモゾ、とあたり。糸をガン出しして2あたりを待つも、無駄糸が多いせいではっきりあたりが取りにくい。なんとか2あたりを捉え巻き上げ開始も、フッキングせず。ボロボロになったサバ短と、枝鈎のサバ短は取られてしまった。不覚!あたりを捉え切れなかった。

結果は貧果ながら、全投入マックス集中で楽しめた。

でもやっぱり釣らないとね。

まあ、毎年釣り初めはこんな感じからスタート。今年も楽しい釣りが出来ます様に。

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↑富士山。今年は冠雪が少ないね〜

 

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↑穏やかで美しい館山沖

 

2020釣納め。勝浦松部のハタ

激動の2020、釣納めはお初の…

ハタ釣りのブログ繋がりで知り合った手練れの釣り師、Oさんと本日は松部のS丸で釣納めとなった。

いつもの大原KK丸より深めを狙うらしく、KK丸が事情あってあまり南に攻め入らないため、一度経験したかった釣り場。隣町という事もあって、少し躊躇っていたのだけど、ちょうどOさんも行くという事で、同船させてもらう事とした。

そもそも、あまりあちこちの船に出入りする方ではなく、気に入った船宿に繁く通って、色々教えてもらいながら楽しく釣るのが好き。鬼なら真澄丸、ハタならKK丸、なのだが武者修行の気分で、少し南の外房に挑戦!

昨日の船宿ブログでは、ダイワの福田さんも乗っていて、4キロ近い大物のほか、3キロクラスがボコボコ上がっていた。さあ、1日置いた今日は、海のご機嫌はいかがなものか?

このSS丸、港到着順の席取りのため、前乗りしていたOさんが右ミヨシと2番目を押さえてくれていた。総勢11名ながら、船が大きいので釣座は快適。エンジンも大きいものを積んでいる模様で、乗り心地が良くうねりでもあまりがぶらない。

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↑船は快適だったのだけれど…

 

1日違いで…

こんなにも海は変わるのか⁈

とにかく気配がない。船中沈黙だ。6投目、底を取って2mほど切ったところでようやくあたり。ブルルルル…

しかし後が続かない。しばらくステイしたのち、ゆっくり巻きで誘うもダメ。仕掛け上げて見るが、イワシは生きたまま。食いが浅かったのだろうか、噛み跡も残っていなかった。

 

お初のSS丸、とにかく走る。ポイント移動が長い。仕掛けを海に入れてるより、流し変えしてる時間の方が長い気がする。新根から真潮根付近を丁寧に責めるも、その後一切当たり無し。隣はOさん。いつもなんだかんだと必ず良いサイズをあげる彼も、今日はお手上げ。途中、底狙いだったのか、あやめカサゴ?を1匹。

 

最後の一投まで、これが第1投だ、と言い聞かせて集中して狙うも音沙汰無し。

予報では雨が10時頃から降ると言っていたのだが、何とか持ちこたえ、最後は晴れ間もさしてきた。冬ながら、凍えるほどでなかったのがせめてもの救いだったのだが、釣り納めも坊主。釣り初めもKK丸で坊主だったので、2020年象徴する釣り納めwww🎣

 

さ、来年も頑張ろ!

 

12/20 寒空のマハタ挑戦、そんな気がしたのよねwww

今年1番の冷え込み

予報では最高気温は東京で9度。西風が強く、大原沖では10m吹く予報が出ていた。

貼るホッカイロを引っ張り出して、毛糸の帽子も準備。ハタもいよいよ本番の季節を迎えたなあ、と寒さ対策にいそしむ。

このところ好調だった外房のハタ。良型ラッシュも一段落の感があるが、大型がいつ食うかなんて、誰にも分からんし、海で仕掛け落としてなきゃ、家でコタツ入ってても釣れんので、お馴染みKK丸で出撃〜!

 

ボイン一本勝負!

今日は高棚シバリの大型狙いで徹することに。実際竿出して見ると、何だか釣れる気がしない。いつもの釣れない気がしない、の真逆。

そして、第一投から常連K泉さん、良型ゲット。続いて船中早くも2本が上がる。今日は食うのか?

船長、丁寧にトンビサキの高根20mラインを流していくも、オイラの竿先には反応無し。

懸命に底から4〜5m付近を棚取りするも、沈黙の竿先…。

その間、順調に左トモが釣果を伸ばす。結果、この方6匹もキロ以上のいいサイズを上げて頭になった。

 

オイラは、というと…

9時過ぎまであたり一つ無し。気力を振り絞って、高棚、大型は最後に釣れるもの!と自分を鼓舞する。

そして、待望のあたり。つつつつ、つつつつ、って、ハタっぽくない。

何だこりゃ?と、引き込みを待つもそれっきり。一通り誘い直して反応が無いので上げてみたら…

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↑直前にK泉さんが巨大ウマヅラを上げていた。このかじり後は、どうやらウマヅラの模様…

 

そうこうしていると

時計が10時を回る。北風がやや東寄りに変わり、海がますます荒れてきた。大きいうねりはまるでベーリング海のタラバガニ漁の様相だ。気力を振り絞って誘い上げで4〜5mまで狙い続ける。とにかく寒い🥶

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↑沖は大荒れ

そして、誘い上げで底から3m超えた付近で、デュルルル、と変なあたり。食い込みを待つ。待つ。待つ…。あ〜、食い込まないww

やっぱり一通り誘い直してあげてみたら、

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↑頭の潰れたイワシ。ってことはハタだったのねン

 

「じかんだ、おしまいにすっぺ…」

船長の終了合図でオデコ確定!

船中16匹くらいか。今日は胴の間が絶不調でオデコが3人。かしらの6匹以外で釣った人は2匹ずつ。

ハタ釣りって、こういうものなのかなと思う。次回、勝浦松部に初挑戦。

 

 

 

ハタ、早合せ禁物、の意味

ハタをやる船宿では…

必ずと言って、早合せはいけないよ、と言う意味の注意書きがある。

最近は撮影機器がYouTuber需要の高まりで、日進月歩。つい2〜3年前には水中でどうなってるか見て見たいね〜、などと冗談めかしていたのが現実のものになってきた。多くの水中動画がアップされ、ハタの捕食シーンも珍しく無くなってきた。

ハタの捕食パターンを見てみると、

①狙いを定めた獲物を遠巻きに追い回し、チャンスにかじりついては放し、を何度か繰り返して最後にバックリ飲み込むパターン

②複数のハタが一つの獲物を見定め、俺が先だ!とばかりにいきなりバックリ行くパターン

③一匹のハタが獲物を追い回して、最後の一撃を狙っている隙に横からバックリ食いついて反転していくパターン

などがある。

逆に食わないパターンでは、

①近寄ってくるも、かじるほど興味を示さず、いつの間にか姿を消すパターン

②追い回すも、最後に食いつく前にやる気無くして居なくなるパターン

③遠巻きに見てるだけ、のパターン

④近くによっても反応なしパターン

などを見たことがある。

 

前回の釣行の収穫は、強い当たりがあっても、竿先をズドンと絞り込むまで自然と待てた事。これまでのすっぽ抜けの多くは、重さを乗せた事を確認したつもりでも、針がかりする十分な体制では無いタイミングで合わせていたものと思われる。こんな単純な事が、実際1日のうち何回かのあたりに対し、平常心で望めるか、自然な反応が出来るか、ということが釣果を左右するのかも。貧果に喘いでいる最中などはどうしても慌てがちで、強いあたりに反応してしまいがち。負のスパイラルに陥っていたのだろう。

結局、上記の食うパターンは様々で、でも最後は反転して根に戻るか、他のハタから遠ざかろうとする。その引き込みを待てばいいのだ、という事にようやく納得した。

そのため、底で食わせると、より複雑になる。本当の底では、ハタは捕食後にどんなアクションをするのか、高い棚とは違ってくるものと思われる。相当運も左右しそう。

ここはもう少し研究が必要。基本は高い棚に限るね〜

 

餌の動き

ハタが獲物(餌)に食いつく時の餌の動きというと、

①置き竿で波の上下で海中をただ、漂っている時(置き竿)

②上へ上へ、と徐々に逃げようとしている時(誘い巻き、誘い上げ)

を見た事がある。おそらく、これに加えて

③海底へ潜らせて、逃げ場を無くして食いつくパターン(底取り直し)

④ハタが縄張りクルージング中に、向かった先に隙だらけで餌が漂っている時(棚で待ち)

⑤お気に入りのネグラから、餌を待ち伏せ(仕掛けの状況は様々、基本底あるいは一定の棚で待ち。船移動で餌が漂う)

などが想定される。③は底取り直しで良く食いつく事、④⑤はバスに多いパターンからの想像。

結果、餌が海中にある時は、底取り直しや誘い巻き、置き竿、全てが誘いとなっていると思われる。ハタのあたりはいつくるかわからない、と言われる所以か。

 

仕掛けと釣果

これはまだ、さっぱり分かりません。もっと場数踏んでみよう。お祭り時は絡まって厄介だけど、先糸ケプラーやテンヤ用シーハンター、なかなか使えそう。もうちょっと試して見ようと思う。大型狙い、と割り切れば、自ずと鈎はチヌ 9号、伊勢尼13〜14号、タマン鈎などが候補。シコイワシの場合には注意が必要だけど、マイワシならこれ。

 

中毒性

ハタを本格的に始めて3シーズン目。

最初は友人のお付き合いで、見よう見真似でヒラメ仕掛けでやっていた。中の下、下の上程度のハタしか釣れなかったが、貧果ながら楽しかった。色々検索すると、大原、勝浦あたりでは良い型が釣れていた。その頃千倉では、イワシが入らず、またハタもどういうわけか例年より釣れず、大原に来て見ることにしたのだった。

最初はSS丸。どうもオイラは船頭や常連釣り客と相性が悪く、自分には合わなかったので、KK丸にお邪魔した。これが大ハマり。船長や女将さんと意気投合してしまい、すっかり常連さん並みに通い詰めるほどハマってしまったのだった。

大型のヒラメは何度か上げたが、ハタの釣果はまだまだ。何度か常連さんが目の前でボイン級を上げている。船長は、大型が必ず居るポイントを攻めている。いつかチャンスが来る。何度もしくじって、悔しい思いをしている。時に工夫がはまって釣果が伸びたり、その逆で完全敗北コテンパンの時も。

とにかく中毒性が高い釣り。

いつか見てろ!ボインハタちゃん。