ボインと座布団

なんのこっちゃ?

と思うだろうが、ボインを釣りに行ったら座布団が釣れてしまったのだ。

今日は、前回あまりにも模様が悪く、絶好調だった大原のハタ釣りで惨敗した。そのリベンジに、嫁にお願いしてリベンジマッチへ繰り出したのだ。今日のメンバーは、啓ちゃんの会社の釣り部の有志、タジーとゲロちゃん、らと4人で乗船。船中10名満員御礼、これ以上乗せないところが素晴らしい船🚢!

加幸丸。

2時起床、2:30出発の予定が、なんだかもたついて2:50になってもうた。全線有料でかっ飛ばし、3:30前に到着、やばいほど早く着いてしまった。

程なくして、啓ちゃんから「ここはどこ?」とういう連絡。そう言われても、と困っていたら、なんとオイラの車の隣に啓ちゃんゲロちゃん到着してマンガな。

加幸丸はシケを避けて、別の場所に停戦していたらしく、しばらく定位置に船が無く、啓ちゃん迷ってたらしい。

よっちゃんならもっと的確なガイドをしてくれるのだが、オイラはどうもニホンゴガフジユウラシク、ウマクツタワリマセンデスミダ。

 

4:30出船

釣り部の面々と適当な会話をしながら、約50分の沖走り。釣り方は、底から2〜3m。以上。

はじめてのハタ釣りに来た人に、s誠丸のちゅるちゅるより適当な釣り方講座を行い、程なくポイント到着。張り切って第1投!と思ったら、艏の常連さんのズボンの裾に、オイラの仕掛けの親ばりがナイスフッキング。こんな時ほど外れない。鬼やハタは簡単にバレるくせして!

やむなくバーブを潰して鉤外しました。仕掛け結び直して、ようやく5分遅れで第1投。

グググ、というあたりがあるが、食い込まない。いや、今のは根だったのかも。はいあげて、の合図で上げてみると、鰯の頭がツームストンパイルドライバー状態で潰れてます。どうか成仏してちょうだい。

第2投では、モヤー、っとした重みが竿に。生命感はない。なんじゃ?と思ったら。昆布でした。

この2投の意味が、丘に上がった最後の船長レクで後で判明する。それば後ほど。

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↑この辺りからスタート

 

朝イチのサービスタイム

は、ほぼ船中沈黙。タジーさんが、3.5キロ良型ヒラメをあげた。程なくして啓ちゃんが、ロリハタ幼児虐待をした。数投後には、ゲロちゃん、まとうだいをあげて、釣れた、釣れた!とさっきまでの半分船酔い真っ青顔を紅潮させて、メンバーに報告してまわってます。啓ちゃんに、そんな外道は釣れたうちに入らん、の類義語を浴びせられながらも、食える魚を釣ったゲロちゃんはご機嫌なのであった。啓ちゃんはこの後、のちにサメと判明するのだが、良型ハタとその時は思われた大型魚を、なんと幹糸切れでバラしてしまった。残念〜!

 

そして…

オイラにも待望のあたり。今日の仕掛けは捨て糸1m、底切り最低1m取っているので、棚は底から2m程度が最も低い棚と決めた。その棚取り直後に、ガガガ!っと乱暴な品のないあたり、ハタだ!竿をあげてフッキング+巻き合わせをくれてやったら次の瞬間、ぷつ、っと重さが無くなる。

あまりの瞬間芸バラしに絶句。啓ちゃんに、あーやってもうた!もったいない〜!と煽りを入れられてしまった。

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↑残念な竿先。今日も食いが渋い。

 

ハタ釣りのお約束

本当に底切って、鰯が宙を彷徨っていて釣れんのかいな?状態の心理をいかに平然と、まあハタなんか滅多に釣れね〜し、くらいの根性で淡々と押し通せるか、ハタと大原沖に試される時間が続く。かれこれ9時になってもうた。

啓ちゃんがまた大型をかける。今度こそ、の慎重やりとり。オイラは自分の仕掛けを上げて、タモ取りに回る。結構良い型だよ、啓ちゃん、今度こそボインか⁉︎

しかし、なのだ。なんか横走りする。シュモクもそうだったし…。

オイラの仕掛けは上げてるのでお祭りにならんかったが、大原の浅場のサメはよく走るので、今回も3人分くらいひったらえてお祭りに。一応、幹糸掴んで本当にサメか確認、シルエットからまちげえ無く、サメ。幹糸を引くと、ハリスで切れてリリース。啓ちゃん曰く、さっきと引き味が同じなので、あの大型もサメだった、とのこと。潮型が悪いと大原はサメが食ってくる、とのちに船長に教わる。たしかにこれまで、シュモク以外はサメに出会わなかったのに、今日は連発してますなあ。

 

船中11匹はハタ+ヒラメ

と言うことは、ハタは8本。いずれもキロ以下のAカップクラス。今日も渋い。なんか、行くと海が悪くなるのに慣れてしまった。

残り1時間になってしまった。でも、ハタはいつくるかわからんぞ!最後まで気を抜かず、丁寧に。

底取ってまずは2m切る。電動ゆっくり巻きで、今日は3m付近を探ってみつづけた。

はい、だんだん下がるよ〜、のアナウンスで底を取り続ける。相当の傾斜らしく、一度底とるとそのままステイしても、次の瞬間1〜2m底から切れてる。

一度、少々巻き取って、仕掛け入れ直し。

そんな事を延々と繰り返していると…

 

ゴンゴン、ガガガ

ビシッと合わせを入れて、最初は少々強引に根から引き剥がす。重い!なんとフルドラグで電動で負けません。10mほど手巻きで巻き取る。そして再度電動オン。ポンピングの要領で、テンションを出来るだけ保ちながら徐々に上げていく。

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どうか、マハタでありますように!

そしてついに姿が…

 

エイだ!

本当にそう見えた。こんなヒラメ見た事なかったので、ついにマンタの子どでも釣ってしまったかと思った。ミヨシの常連さんがタモッてくれたのが…

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↑90センチ、8キロの巨乳サイズ…

 

締めたり神経抜きしたりして、クーラーボックスに仕舞おうとしたが、全然入りまへん。困ったもんだ。このヒラメ入れるには、青物用のクーラーが必要じゃ。

がっつり孫ばりまで飲み込んでました。よく上がってきてくれましたが、巨乳ハタではなく、座布団であった。なんか、後ろ姿がエロいので追い越して振り返って確認して、コラ💢と怒りに震える瞬間というか、タイで美人見つけて仲良くなったら実は男だった、と言うか、ヒラメなのである。

 

マハタなら、ついに捕獲、超巨乳!と号外を門人会に配りたくなるサイズだった。

 

沖上がりして

後検量するも、はかりからはみ出して地面に尻尾と頭がついちゃうので、重さがうまく計れないが、その状態で7.5キロ。

カレーを頂きながら、船長がハタ釣りのレクチャーをしてくれた。

底で食わしちゃダメ。余計難しくなる。

引っ張りっこしちゃだめ。時間かけて良いから、魚の引きに合わせて巻き上げる。強引はダメ。

合わせは小さく短く、2度3度。

5〜6mまで誘う。

などなど。

また、ハタがかじったイワシは頭が潰れたようになるんだそうな。今日は三回もあった。潮が悪いとそのまま食い込まず放しちゃうらしい。底で食った場合もこれが多いとも。

 

早速啓ちゃん、来週リベンジ予約ですわ〜。

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そういえばゲロちゃん、終盤に45センチほどの良型ヒラメを上げました。一番美味しいサイズ。結構身厚で、産卵時期とは思えないグッドコンディションのヒラメでした。

 

てな事で、ハタリベンジは叶わなかった、の巻、これにて終了。