泳がせ仕掛けいろいろ試す

天秤

落とし込み時の道糸の絡みは減るんだが、イワシがグルグル幹糸周りを泳いだ時は、錘の負荷がスイベルにかかって天秤がイワシと一緒に回ってくれない。そのため仕掛けをあげると幹糸周りにハリスがグルグル巻きついてくるのが3投に一回くらいある。せっかくのチャンスをみすみす見逃せない。

という事で、片天秤のアーム回転がスムーズなモノを物色中。仕掛けの絡みの主な原因はどうもこのイワシの回転と見た。ということはクレーンサルカンでも良いのだけど、そうすると仕掛け上げ下げの時、特に潮が効いてない時に仕掛け絡みが起きやすい。

アームが10センチほどある回転フリーの片天秤を探そう。無ければ自作

 

ハリス

やっぱり18号を選びたい。ところが最近の釣具屋はナイロンハリスを売ってない。ナイロンはフロロカーボンより比重が小さく、水中で浮きやすい。フロロカーボンははりがあって沈下速度も速く、耐磨耗性に優れるのでバスのワーム釣りでは重宝する。伸びが少ないので感度もいい。ただし傷が入ると脆く、結束強度もナイロンより劣る。ハタ釣りは鬼カサゴのように微妙なあたり取りや駆け引きが不要。いきなりズドン、とくる。仕掛け感度はさして重要ではない。それよりもイワシが捕食しやすい姿勢で水中を漂ってほしい。掛かったら強烈な引きに耐え、根から引き剥がす強度も欲しい。そこでナイロンで、しなやかで軽く、水中で浮きやすい糸とし、掛かったら糸強度頼りに先ずは強引に頭をこちらに向けたい。という事で18号。

そんな折、デュエルのカーボナイロンなる、フロロとナイロンのハイブリッドリーダを発見。早速仕掛けを作ってみたら、18号なのにしなやかで管付き針が結びやすい。

比重もフロロカーボンより明らかに小さい。こりゃ良さげ。

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仕掛け

釣具屋でササメの不思議な泳がせ仕掛け発見。親ばりに小さな針が付いている。

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passionwave さんに教わった鼻管仕掛けは、冬場は手がかじかんで、なかなかイワシの鼻にかけられず往生している。慣れが必要。ところがこいつは細軸の小針をイワシに鼻通しできる。針サイズはハタが食えば一発で伸されるが、親ばりに付いているので親ばりごと口に入る、という想定の仕掛け。

売っていたのは孫ばり無しだったので、脱着式で定番がまかつトレブル#4をセットしてちょい改造。

こいつも良い仕事してくれそう!

 

ハリ

ハリスが太いのでハリは管付きを選んでいる。がまかつのハリは焼き入れ加減がとても良い。今までトレブル含め、のされた事がない。とても信頼している。ハリは管付き伊勢尼14号か、管付きチヌ9号を使っているが、これがなかなか釣具屋で手に入りにくい。

この前、渋谷で仕事があり、久し振りにサンスイ海釣り館へ寄り道した。その時、ハリコーナーで見慣れないハリ発見。皆さんはタマン釣りをご存知だろうか?タマンとはいわゆるフエフキダイで、こんなのを沖縄あたりじゃ、専門に狙う釣りがあるらしい。よほどハタの方がメジャーな気もするが、ハタハリというものはない。ところがタマンは専用針があった。太軸で管付き。まるで石鯛のハリのよう。タマンハリでは小さめの18号を買ってみた。家でエースの管付きチヌ9号と比較すると、なんと大きさはピッタリ一緒。タマンはよほどヘビーファイターらしく、軸が太く平打ちされている。これなら相当なハタが食っても大丈夫だ、という安心感がある。イワシにつけたらイワシを瞬殺しそうなので、イワシ付け用の小バリを併用だね。