マハタ!トビウオ大好き。ダイナマイトキッドのバックドロップ炸裂‼︎

 

曇り→雨の予報

23日日曜日は、低気圧の影響でようやく雲が出て気温も30度を下回る予想。風は弱く、この時期には絶好の釣り日和かもしれない。

8月はハタに出れないと思っていたら、伊勢海老漁の合間を縫って、ハタ五目へ出船してくれるとのこと。先週は大型一発を欲張って、弱りにくさを優先してマイワシ、サバ子の大きめの活き餌と3m以上の高棚狙いで完敗した。ここらでいい加減、坊主又は貧果続きにフタをしないと、大原の釣りがストレスになってしまう。日頃のコンチクショウストレス解消のために海に浮きに来てるのに、さらに大原で精神崩壊し、それを館山に立て直しに行くという、無限ループ的ストレス先送りデフレスパイラル状態に突入してしまう。

今回は少し指向を変えて、とにかく釣ること。釣る中で、大型を狙う術を見出していく作戦とする。すっかり釣るつもりになっているが、釣るのだ。つらなきゃ始まらない。

絶好調の常連O井さんを見習って、カモフラハリス8号から10号を準備し、目通し仕掛けを仕込んだ。

今回はこの仕掛けで通してみる。釣ったハタが吐いたベイトも教えてもらった。迷わず攻められそうだ!

竿は前回と同じ、「悟」とDEEO+ダイワ 電動300番台。食わせ重視はオイラの得意技。そういえば、鬼釣り大スランプの時も、あたりを取っても取っても、すっぽ抜けや途中バラシの連続、ツキもなくし、折角上げて来てもお祭りでバラシ、など、まさに今のハタ釣りとそっくりの状況だった。その時も、何とか掛けて釣り上げた一本が、その後の食わせ重視の鬼釣りスタイルに繋がった。釣れるまではあーだこーだといじくりまくった仕掛けも、今では船宿仕掛けさえあれば心揺るがない。ハタも、何とか狙って納得の一本を!

さて、今日はどんな事になるかな?

f:id:BOSS0430:20200823141929j:image

↑べったりベタナギの大原沖。曇りで気温も低く、過ごしやすい天気。

 

久しぶりの左舷ミヨシ

かつて、左舷に座ると右舷ばかり釣れて、どうやら船長の操船の癖から右舷有利なのか?などと邪推し、その後は右舷ばかり陣取って来た。最初のうちはそれなりに当たりを出していたが、右舷こそオイラにはゲンが悪いのでは?と思うほど釣れていない。

 

混み合っている時などは、左舷ミヨシで釣れ、すぐさま右舷ミヨシが掛け、オイラを飛ばして右舷胴の間が掛け、右舷トモでも竿を曲げる。それが1回だけでなく、何度も起きたりするので、よほどオイラの仕掛けは、さあどうぞ、とツヤツヤキトキトのネタを、時価と書いてある壁に掛かった値札が客に見えない絶妙な角度から、うまそうでしょ、どんどん食ってね〜というドヤ顔で威勢よく差し出す寿司職人のようなプレゼンスはなく、思い出したらちょいといかがですかね…、と皿の隅で無造作に、かつ慎ましく目立たず置かれたガリが如く、箸休めの様にハタに無視し続けられて来たのだ。今日こそは、おすすめ中のおすすめの寿司ネタの様に、パックリ食われてしまうのだ!頑張れ、シコイワシ

最近、船に慣れない釣り客が、切り切らずに底スレスレでハタを掛け、それもそこそこサイズだったりもする。あの5.9キロも、底だったと聞く。今日は底の方も嫌がらず、狙っていく。

そんなこんなの、決意の左舷ミヨシなのだ。つうか、右舷は先客が居たため、左舷ミヨシで頑張るのだ。出船は常連さん+勝浦信照丸の常連さん(初乗船らしい)のみ、7名となった。

 

朝のサビキ

餌は昨日の夕方のうちにずいぶん釣ってくれていたのだけれど、水温のせいか、生簀に死んだイワシが山ほど。青バケツに2杯ほどにもなった。船長もガッカリ。と言う事で急遽イワシ釣りながら沖へ向かう事になった。出船は4:40。

港口で魚探反応見ながら「はい、やって」。船内、鈴なりにサバ子やらシコイワシやらが上がるが、オイラには来ない。常連さんから底ですよ〜、と声掛かるも、底やってます〜(汗)。

てな感じで、オイラは多分投入の半分くらいしかサビキで貢献できず。朝から暗雲立ち込めた…。

「餌十分だかん、沖へ走るよ〜」と船長。

 

そして、大谷のツノで

今日は、あまり大きな移動はぜず、大谷のツノ周辺を丁寧に探る船長。第3投で、1〜2m切っていたオイラの仕掛けに、ガガガガ、とあたりが!竿先を叩き続けるので、巻きながらフッキングすると、またまたズル、っと抜けたあああ( ̄∇ ̄)

え〜、なんでなんでえ?と首傾げながら仕掛け回収していると、隣の信照丸常連さん、ファイト開始。続いて後ろの右ミヨシの常連さんがファイト開始。嫌〜な展開。今日も撃沈か⁈

すぐさま餌付け直して投入するも、残念ながらあたりはそれっきり。船中、コハタながら序盤で今日は行けるか⁈と言う雰囲気になり活気付く。

その後、ハタのあたる気配がなくなる。右2番目の常連さん、いや〜、釣れない、あたらない、今日は食わない、と愚痴モードへ。「まだまだ序盤だよ〜、オイラなんか前回まで1回、2回しかあたらなかったし、その上フッキングもしなかったよ〜!」と心の中でつぶやく。

その2投後、仕掛け投入前にトビウオが水面を滑空しているのを見つけた。群のようで、数匹が海上を滑空していた。そういえば真澄丸でスランプ脱出した時もトビウオがいたなあ、今日もゴリヤクないかなあ…ま、そんな事は起きないか…。などと自己完結していると明らかにハタと分かる下品なあたりが、ガガガガ、と来た!そのまま重さが乗る。聞合わせし4〜5回巻いたところで念のためショートフッキング入れて、電動オン。結構引く。ただし2キロは無い感じ。右ミヨシの常連さん、お、これは良い形だ!と声かけてくれた。「いや〜、キロちょいくらいですね、すなおに巻けますもん」。

f:id:BOSS0430:20200823142121j:image

↑で、上がって来たのがこれ。ガッツリイワシ飲み込んでた。トビウオ、あなどれないぜ!

 

その後、バックドロップ炸裂www

1〜2m切って待ち、コハタとキロ位のを2匹更に追釣した。この時点で竿かしらだったが、その後伸びず、次かしらだった。

f:id:BOSS0430:20200823144311j:image

↑3匹目

 

f:id:BOSS0430:20200823215459j:image

 

 

それよりも何よりも、とんでもない事件が起きてしまう。3本目を上げ、船長が潮回りする間に、締めと神経抜きをしようかと立ち上がろうとした時、船のゴアへーと多少のうねりに乗り上げた船の挙動とオイラの重心が上がった瞬間がシンクロし、ふわ〜、っと体が浮き、次の瞬間後ろ向きに頭から生簀の中へバックドロップ状態でズッポリハマってしまった‼︎

ハマった瞬間、生簀の海中でイワシ、サバ子がよく見えた。「うわ、なんやねん、コイツ」と言ってそうな気がした…。

生簀の周囲ほぼどこにも触れず、開けてあった生簀の隙間にすっぽりと頭から落ちたのだ。

予報通り少し雨がパラついて来ていたので、これから強くなる事を予想してカッパを上下着たところだった。幸いなのが、自動膨張式のライジャケはカッパに守られて濡れなかったようで、インフレートしなかった。常連さんたちが笑いをこらえながら、大丈夫か〜?と声かけてくれるのだが、ハマってすぐオイラは立ち上がっていたので、誰も助ける気配がない。顔から火が吹くとはこの事。生簀から照れ笑いしながら這い上がり、皆にお騒がせしました〜とお詫びをした。

f:id:BOSS0430:20200823143458j:image

↑この隙間にすっぽりと。逆に蓋が空いてなかったら、後頭部強打し、ダイナマイトキッドの予備動作のない、投っぱなしバックドロップ+体固めカウントスリー取られた上に、頸椎痛めて入院騒ぎになっていたかもしれない…。車のシートに、トランク用の防汚トレーを敷いて、カッパ着たまま帰ることにした。夏で良かった

その後は…

あたりを出せず終了。終わり間際に右ミヨシ常連さんが大型とファイト開始。14号使っていると言っていた通り、かなりゴリマキしてる。そんなにガツガツ上げない方が良いんじゃないかな〜、と思っていたら、やっぱりばれた。ご当人、隣の人に「お祭りしてただろ?」とか言いながら仕掛けを上げてみたら、バラシの原因は鈎折れだった。イワシを活かすために細軸を使っていたらしい。ハリスとハリと、ドラグのバランス、大事ですね〜。当然ながら、相当ショックを受けていた。お気の毒でした〜。

 

今日の仕掛けは、目通し用大型鼻管+ダイワバサーズワームフック、一本鈎。ハリス10号カモフラ1m。棚、1〜2m狙い。シコイワシしか使わなかった。ダイワの鈎は、サクサス加工でフッキングが良さげだ。今回は鼻管を鈎に付けるのに、バーブが鼻管の輪っかに通り抜ける細さが必要だった。大型には伸される不安が有るが、まずは釣る、と言う今回の主旨で選定。太軸でも目通しする方法をあと2種類準備しているものの、シコイワシにその方法で付けている間に弱ってしまいそうなので、今回はこれで。この大型ハナカンと太軸フックをうまく連結する方法は今後の検討課題。

 

後半、生簀にはまった後一度もあたり出せず、が反省。後半は潮が早くなり、道糸が斜めっていた。今日はいつもより根掛かりが多く(着底だけでガッチリ根がかり、が多発)、この時点までに錘ロスト5個!ホゴオモリがとうとう残り一つとなっていたため高めの棚とせざるを得ず、もう一本が取りきれなかった。最後の方は船中にわかにあたりが多発し、↑の大型バラシのほかにも両トモ、そしてお隣が4本目を掛けるも、オイラはあたらず終了となった。

 

ツキも一緒に生簀の中へ落ちてないと良いのだけれど…。

 

f:id:BOSS0430:20200823215534j:image

f:id:BOSS0430:20200823215549j:image

↑シコイワシが旨いんだな😋ハタは刺身と酒蒸しに。