マハタ、またまた撃沈〜。でも収穫あり、の巻

結構北寄りの印象。大荒れの大原港

前日の確認で、よっちゃん情報では船出せるか微妙、と女将さんが言っていたらしい。

あらゆる予報を見るが、北東風ではあるけどそんなに悪くない模様に思えた。とにかく港まで行くこととし、4時前に集合した。よっちゃんともう1人、2回目と言う方と、3人の乗船予定。

程なくして船長と大女将、女将さん到着。大原港はそこそこ吹いてる。力漁丸やS誠丸の出船を見送り、無事港口を出れたか確認。大原港は北東風にメッポウ弱く、ちょっと吹くと荒れて港も出れなくなるらしい。

迷いながらも出航が決まり、4:40に港を出た。よっちゃんが艫、もう一方が艏、おいらは胴の間に。

女将さん曰く北東風の予報はいつも外れて、出ると大変になることが多く、気を付けて、とのこと。この時は、この予言が的中するなんて思ってなかったなあ。艫に3人、潮被りを退避しながらの出船。

確かに大原港出口はそこだけ波高が高く、船からほり出されそうな位揺れた。大袈裟じゃなくね。

 

いつもよりゆっくり

沖走り。3人の少人数で無理やり出てもらった。なんとか釣れると良いのだけど、こればっかりは昨日今日で急激に腕前が達人になれるはずもなく、さあ、祈りなさい、状態。

5:30実釣開始。結構北寄りのポイントから。

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↑大荒れの大原沖

 写真だと伝わらないね〜

 

 

そして第1投

今日は前回の船長レク通り、素早く底2m切って、そこから出来るだけ高く棚取りを試す。今日の仕掛けはハリス18号1.5m。持ち重り感を軽くするため、手巻きで挑戦することにした。

着底同時に捨糸1mの仕掛けを1m巻き上げて、そこから誘い上げた瞬間、ゴンゴンゴン!とあたり。頃合いを見て、短く鋭く合わせを入れる。これも船長レク通り。小気味好いが、そんなに大きくない引き。  上がってきたのはチビマハタ。幸先良し。今日は食いが良いのか⁉︎

もう1人の船客が、程なくして大ソゲをあげた。

第2投、やはり底取りして底を切り、2〜3mであたり。さっきと同じような重さ。今度はカサゴ

連チャンして、今日こそボインマハタが来るんじゃないかと、俄然やる気に。

ところが…

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↑なんとか釣るには釣ったが…

 

風雨ともに

強まり、海はどんどん悪くなる。えべっさん印のカッパから水が入って、体温が奪われる。指先の感覚が無くなり、鰯が付けにくい。滝行の様相だ。

そんな中、ガガガ、とあたり!ところが食い込まず。仕掛けを上げると、鰯に噛み跡が有るが、ヒラメっぽくない。かと言って頭が潰れたハタあたりの風でもない。まあ、とにかく食い込んでくれなかった。これが最後の魚信。まだ9時。

 

灘へ

船長、大荒れの海で、何とかポイントへ入ろうと何度も潮回りして根を探ってくれるも、魚信を捉えられず。どんどん悪くなる海況に、船長、灘へ大移動。その間に、艏のお客さん、ソゲもう一枚上げるも、それっきり。よっちゃんはバラしがあれど、まだあげられず。いよいよまくりのよっちゃんタイムか?と、灘到着後、もう一度集中するも、灘も強烈なうねり。雷まで鳴りだし、船長、早上がりを決断。船中みんな納得。

やっぱ無理やり出してもらって申し訳無かったなあ…

 

沖上がり

後は恒例の女将さんカレー。凍える身体に浸み渡ります〜

付け合せのらっきょの美味しいこと。女将さんに聞けば、やはり自家製ですって。その上、お土産まで頂き恐縮千万でした。

今日の収穫は、船の常連さんがおいらの前回の釣行記を見ていただけたらしく、船長にその話が伝わり、顔を覚えてもらえた事。まさかこんな乱筆乱文、知らないお方が読んでくれてるなんてね〜。あとは、最低2m底切った高棚でやっと小さいけど掛けられたこと。それも船長レク通り、太ハリスで1本鈎で。結果はしょぼいけど、一歩前進した感がある。

最後のあたりは孫鈎で掛けられたかもしれないけど、もし本命オオハタだったら、そのような掛かりでは取れなかっただろうから、暫く太ハリス一本鈎でやっていこう。でもなぜ、カサゴがあの棚で掛かったのかな〜?根の斜面に張り付いていて、その横をおいらの仕掛けが通ったのかな〜?

それから、1.5mハリスは幹糸まで巻き込み手前祭りが2度3度。うねりが強かったので仕掛けが上下してあんな事に?手巻きでいつもよりゆっくり落とし、いつもよりゆっくり巻き上げた筈だが、手前祭りはいつもより多発。次回、もう一度試して手前祭り率削減策を考えなきゃ。

前回の、掛けたけど根に入られ仕掛けが最後は切られたあの魚は、加幸丸なら取れたかもしれない事が判明。今後遠慮なく、船長にその旨をお伝えしてみる事にしよう。

 

船長曰く、このところ調子が悪いらしい。理由はいろいろあって、それも聞けてとても面白かった。ハタやるならこの船でやりたいと、改めて思った次第。何となく感じていた雰囲気は、やっぱりそうだったのね〜、って言うところです。詳しく書いてもいいが、喧嘩売って世間を狭くしてもハタが釣れるわけじゃないし、この話題はこの辺で。

とにかく、「辛抱して通ってくれたら、いつか必ずデカイの釣らせてみせる!」との言葉に、心動かない釣り客はいないんじゃないかな。

 

沖上がり後の船長レクで、釣果以外に収穫が多い1日でした。

船中3人の皆さん、お疲れです。風邪など引かない用に!

船長も、ビショビショになって操船いただき、また無事に帰港させていただきありがとうございました!次回、今日より模様のいい日にまたお邪魔します〜