大原進誠丸に散る

お初の大原港

 

事前に勝っちゃんに情報もらっていたものの、大原港は巨大だった。港の中に交差点が山ほどあり、船形や千倉と規模が違う。

よっちゃんが前のりしてくれて、すでに大艫とその隣を抑えてもらっているものの、右舷艫は先客があったらしい。こいつが実は、曲者だった。

オイラはと言うと、いつものようにぱっちり目覚めができず、遅刻寸前でようやく起きれた。3時前に何とか出発し、4時には着けるかなと言うくらいのペース。前乗りし、席まで押さえてくれたよっちゃんに本当に申し訳ない。でも、この行いの良さが釣果にも反映されることに。

目論見通り、4時頃何とか進誠丸に到着するも、すでに道路は路駐でごった返してる。大原港、なんだか異次元。どうにか駐車スペースを探して停める。

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船は旧真澄丸クラスで狭い。艫の付近は胴の間に置けなかったクーラーボックスが置かれ、足の踏み場がない状態。

港付近は凪いでいて、今日はいい感じかな、と思われたのだが…

 

早潮、強風

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↑この辺がポイント

50分ほど沖走りしてポイント到着。仕掛けの上げ下ろしは大船長がブザーで合図。ろくなアナウンスもないうちにブザーが鳴る。鰯は若船長が中乗りさんを兼ねてて、艫の桶に入れてくれる。千鯛よりはマシな鰯をセットして、第一投。

80号で、60mの底が取れないほど潮がぶっ飛んでいる。

その上、船長の想像以上に北風が強い。

直ぐに上げてポイント移動となった…。

 

二投目か三投目に、右舷艫が3キロ近いのを上げた。「いいサイズですね〜」と声掛けし、この時点では普通のおじさんだったのだが…

数投後、千鯛よりは少し長めの誘い時間を経て、船長ブザー。5mまで誘い上げをし、電動パワーレバーオンした瞬間、ひったくるようなあたり。来たのか…?

 

なんじゃこりゃ?

ガンガン潜ろうとする。最初はボインマハタだと思っていた。でも50m切っても30m切ってもガンガン引く。ハタは浮き袋が膨張するので、ある深さ以上はどんなにデカくてもポカン浮きするはずが、有ろう事か残り10mで横走りを始めた。青物か…?

そうこうしているうちに右舷艫の幹糸を引ったくってお祭り。右舷艫が、サメだサメ。シュモク!と騒ぎ出した。なんだ、サメか〜、と引き続き巻き上げようとした時に、右舷艫、高切れしたらしい。

「なんだよ〜、高切れしたじゃねえか。もっと早く巻き上げて欲しかったよな〜。ドラグなんか効かせてないで、どんどん巻けよ〜…」などと、あーだこーだ、延々と文句たれてる。こっちはそれどころではない。シュモクザメ、1m位なんだが言うこと聞かない。右へ左へ最後の抵抗。何とかようやく浮かせてハリス切ってリリース。右舷艫は若船長にまだ高切れの文句を言いつづけてる。サメをリリースした後で、一応「すみませんでした。」と詫びを入れたが、「まあサメだからしょうがねえけどよう…」とブツブツ言ってる。もうちょっと通い慣れてる船なら一発かましてやるところだが、今日のところはその後の完無視と言うことで気を鎮める事にした。帰り際に車を見たら、土浦ナンバーのパジェロミニ。土浦ってこう言うのが住んでるのかね?

 

あたりといえば

その後、着底から底ダチと同時にまたひったくるようなあたり。聞き合わせると乗った。小さい。コハタでも、まずは本命キープか、と巻き上げたら、35センチのソゲ。4号トレブルフックを丸呑みして上がってきた。鰯の尻尾から半身くらいをかじってハリがかりしたらしい。

その後、延々と鰯のつけ方変えたり、仕掛けの落とし直しをしたり、棚キープしたり、ゆっくり巻きしたり、色々手を尽くすが当たりが出ない。

もう一回、ゴゴン、と言う重たい当たりがあったが、それっきり。上げてみたら、鰯がボロボロ。ヒラメが噛んで放した感じ。

 

事もあろうか

右舷艫はポロポロと掛けている。ほとんどバラしでザマーミロ状態だったのだが、唯一の活性が上がった瞬間に1枚、2キロサイズを追釣しやがった。こちらはあたりも出せないのに…

せめてもの救いは、よっちゃんがいつもの粘り腰で、大マトウと、2キロ超えマハタを上げた事。この人、本当に終盤に強い。まくる。日頃の行いが報われたんだよ、よっちゃん!

なだらかな地形からいきなり深く落ち込む場所でのこと。オイラは運悪く、その直前に仕掛け入れ直しのため仕掛けを巻き上げており、船中バタバタ当たりが出た瞬間、鈎は海中にいなかった。運も実力のうちなんだなあ…、もう。

よっちゃんと言えば、今日新車納車らしい。どれなんだろう?

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↑よっちゃん、どのMSにしたの?

 

結局

オイラはソゲ✖️1、シュモクザメ✖️1。

帰り際に大船長から、「頑張って釣ってたなあ。あたりなかったのかい?そう言う日もあるんだよお。今日は特に風が悪かった。今日は腕じゃねえ。また来ねえ、いい模様ん時に。俺だって40年やってるが、あたりも出せねえ日だってしょっ中だ。今度は弦担いで他の席にしねえ。」とのこと。若船長には、アナリスター73をベタ褒めされた。マハタに丁度いい、と。

次回、3/16リベンジだ!

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↑ウネリは4〜5mはあったかな?なかなかの模様でした。