鰯泳がせ釣り、餌の付け方

活きの良さと鈎がかり

ハタでもヒラメでも、船宿が決まって鰯の活きの良さをキモにあげる。握り返さないように素早く鈎付けするとか、上顎掛け、下顎から上顎通し掛け、鼻掛け、背掛け、など餌の付け方も色々あって、どれが良いとかは言う人によって様々だったりする。O井さんに至ってはあゆの鼻管を使ったり、やはり鰯の活きの良さは、泳がせ釣りの一つのキモと思われる。

伊豆のi丸では、弱ったくらいの鰯が食いが良いと言うが、そもそも泳がせていれば弱ってくるので、なるべくひと流しの間にデッドベイト化しない程度に生きていて欲しいもの。最近、底潮が冷たく、上潮があったかい、かつ船上では日差しでさらに高水温化するためか、また餌の鰯がシコイワシ中心のためか、特に弱りが早く感じる。

その上、このところ、ガガガ、とアタリがあっても鈎掛かりしないケースが多発、食いが悪い日に当たっていることもあるのだけれど、少ないあたりこそ確実に鈎に掛けたいところだ。

 

鈎掛かりで言うと、やはり頭付近で上向きの鈎が最も効果的に思われる。孫鈎の功罪は、まだ決めかねるところ。ある時は孫鈎でしか釣り上げられなかった日もあった。が、このところ、孫、親いずれにも掛からず、鰯のローリング鈎で2本とも上げた例もある。1本鈎で押し通す常連も多い。いずれにせよ、鰯から外に針先を向けておくのが重要だと思われる。簡単な事だが、この所の、あたりのみでフッキングせず、の多発は、今やっている方法に改善の必要がある事を示している。

 

なんと16日にハタ五目出船

という知らせが舞い込んだ。いつもなら帰省している時期だが、今年はコロナ禍で在宅中。すぐさま予約を入れた。それでもミヨシは取れず、2番目の席順。

試したいことが2つ。

1つは、今までと違う餌付け。目通しをやって見る。その為の工夫を3種準備。どの方法が効くか、試して見る。

もう一つは、餌が活きが悪くなっても誘い続ける方法。活き餌では行われていない方法だからこそ、もしかして…、と一縷の望みを懸けて見る。北海道や青森でマスナタ、あるいは三角バケと呼ばれている釣り方があるが、少しそれもヒントに。

いつか、マスナタも試したいと準備は出来ているのだが、混んでいる時は控えるべき釣り方なので、またいずれ、チャンスを伺う事にして。

 

それと、これは気分の問題かもしれないが、今回は仕掛けを、クレンサルカンから下をリーダーに直結する事に。すなわち幹糸無しで。玄界灘のクエ釣り仕掛けはこの方法と聞く。今までとの違い、説明不可能。完全に気分を乗せる為の変更デス。

 

竿も

久しぶりに真澄丸オリジナルの「悟」を使う事に。サブでディーオ。グラスの粘りで、掛けた後もバラさぬように。2m弱のショートロッド、手持ちには楽で良い。2〜2.6mの竿もフッキングがやりやすいのだが、後半、持ち重りがしてどうしても集中が途切れてしまう。

 

なんかしらのセオリーを定め、丁寧に試しながら釣ってみようと。

釣れなくても、次につながる収穫が得られるように。

鬼、アカムツ豪華リレー

久しぶりの真澄丸

今日は啓ちゃんと予定合わせて真澄丸に。新人さんとU夫妻の5人で乗船。風は洲崎12m/s、なんとか船は出せたが湾内での釣行となった。オイラは左舷トモ。啓ちゃんが右舷トモ。

第一投からあたりを捉えた。一あたりはうねりで竿が上がり側に、ほんのチョン、という感じ。すぐ糸送って2あたりはモゾモゾという生命感。さらに糸送って3あたり待つも、中々出ない。すこーし糸巻いて見るが、ダメ。135mに対し150m程度の糸出しなので、さほど潮は効いてない。仕方なく巻き上げ開始。20mくらい巻いて、ようやくグググ、と魚信。

上がってきたのはカンコとドンコの一荷。ん〜。

第2投。カンコ連チャン。

第3投。ツン、という渇いたあたり。2あたり待つも、今日は続かない。船長の上げて、の指示。ゆっくり巻きでしばらく巻くと、ゴンゴン、と魚信。掛けた時は結構大きいかと思ったが、小学校高学年くらいの小鬼。恥ずかしながら船上撮影される。

その後、ポツポツとカンコやユメカサゴをあげるも、鬼はそれっきり。

啓ちゃん、どうやらこの微小あたりを、ラバジの根に当たった感触と思っていたらしく、あたりが小さいよー、というオイラの声聞いて、大型ユメカサゴかけた。

食うのか渋いのか良く分からない展開。

ラスト3投は少し沖へ出て、根深ポイントおよび幻ポイント責め。MAX集中で臨むも、またまたカンコ。

結局午前は小鬼1、カンコ5、ユメカサゴ1で終了。

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こんな模様の館山沖

風強いし、潮がくらいなあ。

 

 

午後はアカムツ

いきなり270mだちからスタート。

あたりかどうか確信が持てない、もたれみたいなあたり。普段なら、ガガガガ、って感じのアカムツなのだが、あたりが小さい。上げてみるとクロムツがついていた

その後も、クロムツ、ユメカサゴなどをかけるも、本命に出会えない。

とうとう350mの水深まできた。久しぶりに使うsb500mtに糸は350mしか巻いてない。すっかりスプール底が見えるところで、ギリ底をとった。しばらくして、初のアカムツらしいあたり。ガガガガ。しかしながら竿を絞り込まない。聞き合わせして見るも、スカ。

 

そしてラスト3投

のうち、第2投で、啓ちゃんが珍しいミス。巻き上げ時にカウンターと糸長がずれ、なんと新鬼閃流の竿先がポキッと。

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哀れ、啓ちゃんロッド

 

最終回も、当たりが出せずジエンド。

真澄丸に来ると、調子が整う気がする。鬼釣りの丁寧な釣り方で、釣り自体がリフレッシュされる感がある。ハタやってると、釣り方が荒れてくる気がするww

 

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釣るには釣ったものの、本命が少ない…

贅沢言うな!怒られるわ。SS丸沖パラならブログに写真載る数やもんね。

 

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門人会先輩に教わった鬼飯に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当の本当に最終戦、マハタ。沈。

悔し紛れのリベンジマッチ

先週は底中心に攻めて、小ハタばっかりで、日に日に悔しさが募り、船が2日までハタ五目で出る、というのでもう一回泳がせにチャレンジすることに。

予約時はよっちゃんと2人だったのだが、8人位になるだろう、と予想していたところ、今日は総勢5名での出船と相成った。右ミヨシによっちゃん、2番目にオイラが陣取り実釣開始。行きがけにエサ確保のためイワシを狙うも、食いが悪い。今日は珍しく北寄りの風で気温も低く、霧が立ち込めている。その上、潮の色が普段より暗い。サビキへの反応が無く、船長、沖走りを決断。

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↑こんな感じの朝。釣れそうな雰囲気はあるのだが…海の色が黒く暗い。

 

今日は北寄りのポイントから

ワクワクの第1投。丁寧に底どりして3m切ってあたりを待つ。不思議と今日は高棚で釣れる気がする。不安がない。誘って、落とし込みでも誘って、また棚切って、を繰り返す。開始は10号から。飲ませ鈎7号+孫ばりでスタート。

何も起こらない時間が過ぎていく。船中、まだだれもあげていない。

いつもなら、やべえ、今日も坊主か⁈、と焦るところだが、何故か今日は釣れる気がする。

カケアガリは5mほど切り、しばらくして底取り直し、の繰り返し。この底取り直しの一瞬で根掛かりが出るほど、根が深い。特にカケアガリは、潮が効いていると一瞬でも引きずる動きが入り、即根がかりだ。カケアガリの底取りの仕方、工夫が必要だ。

かけ下がりは底をとって1〜1.5mでステイして、おおよそ3m付近の棚に来るように狙う。かけ下がりは真澄丸と同じで、楽チン。底取って、何もしなくても良いくらい。

 

待望のあたり

8時を過ぎて、10号ハリスを7号にダウン。よりフィネスに誘う。それにしても、餌の弱りが早い。一投目の途中でサバ子やイワシの反応が消え、デッドベイト化してしまう。あげて、樽に戻すと暫くして泳ぎ始めるので、替え時が難しい。

投入直後は出来るだけ何もせず、餌に勝手に泳いでもらい、弱って来たところで誘い上げや落とし込みを交えてバイトを待つ。

9時を回ったころ、ようやく3m切った仕掛けに、ズズズン、ズズズン、と別の重さが掛かる。今日はしっかり相手が鈎かかりしてから合わせるんだ!

グイグイ。もう一息。

そしてグググー、グググーー、っと竿が絞り込まれた。フッキング!

 

ズルっ。

抜けたあああヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3

がっくり。

 

YouTubeの動画で何度もこういうシーンを見た。ベイトを咥えていたり丸呑みしていても鈎掛かりせずするりと餌が口から抜ける事がある。孫ばりが打ってあっても、だ。

さらに、口元にフッキングしても、暴れているときにいい角度で首を振ると、いとも簡単にバレたりもしていた。ああいうのを見てると、釣り上げる事って結構難しい事なんだなと思う反面、釣れる時はなーんにも考えなくても向こう合わせでゴンゴン持っていき、簡単に上がってきたりもする。

という事で、ガックリは来たが、切り替えが以前より早く出来るようになったのは収穫。わりと立ち直りの遅い、めんどくさいタイプなのでwww

 

どうやら同じ流しでよっちゃんも掛け損ないしたらしい。

さあ、もう一度。再度丁寧に探るも、これ以降あたりなし。

そろそろ10時。ラスト、3〜4投で終わりだなあ…。手持ちの餌のサバ子はあと3匹。生簀の餌は、だいぶ少なくなってサバ子をすくいにくくなっている。

なんとか釣らせようと、船長、丁寧に潮まわりしてくれる。

そして、きっと最後になる10:45頃の最後の一投。それでも釣れる気しかしていない。

 

そしてあたりが!

ブルルル、と前あたりが出て、クククク、クククク、と小さく竿先が絞られた。よーし、さあ引きこめ!

再度クククク、クククク。

サバ子の引きではない重量感が伝わる。

 

 

あれ?もう終わりか⁈

もう一度底取り直し、追い食いを待つも、「時間だ、片付けっぺ」

 

お土産のイワシを狙いながら帰港。潮が暗く、濁りもあり食いが悪い。いつもなら4〜5m、深くて7mくらいで鈴なりに釣れるところ、底取って一巻きふた巻き、9〜10m付近でようやくポツポツ。

ジップロックに1/4位のところで、終了。

 

おそらく船中、カンコ1匹の、超ゲキ渋最終戦

釣れない事をブログに載せて何になる?後できっと、ああ、あの時はこんなことに気づいてなくて坊主くらってたんだ、と思い出しに使えるかも。備忘録やね。それにしても、浅場の魚は難しい。ちょっとした天候変化がこれほど活性を左右するのだな…。でもきっと、導入、爆発的繁殖期を経て、生態系の一部になりつつあるバスが如く、ほとんどの釣り人は釣れないが、プロやエキスパートらは釣っているように、きっとハタも何かコツやらキモやらがあるはず。まだまだ勉強ですわ。

通って、釣り込んで、上手い人に教わって。

 

次は9月。船長、伊勢海老🦞漁頑張って👍

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↑午後は晴れ上がって、夏の空。梅雨明けだね。

 

 

 

 

 

 

ハタ五目、シーズン終了

予約時には

3人だったが、港に来てみると8人乗船。ほぼ満船。

3:30集合して程なく出船。イワシの群れ探しながら沖に出るも、イワシの群れが移動が早く、かつ食いが悪い。おいらが8匹ほど瓶にイワシを入れたところで、船長、移動宣告。

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↑朝日が赤い。

 

今日は北寄りの30mダチからスタート。雰囲気はあるが、当たりが出ない。しばらくしてトモでコハタが上がったらしい。そして程なくして、2〜3m切って待っていたおいらに、底を取り直した瞬間、底でガガガガ。そのまま乗せてフィーッシュ。リーディングスリルゲームで久々のハタ。子ハタだけど、まずは坊主脱出でほっとする。

直後、よっちゃんが竿を曲げた。デカイよ〜!仕掛けを入れ直し、棚を高くして、タモ入れに駆けつけた瞬間、「あれ?バレた…」と、よっちゃん。残念!

せん長から、「ひっかけ(合わせ)がよえんだ(弱いんだ)」と指導が入る。

良い型だったよ〜、残念無念!

 

程なくして、底で待つと、ガガガガ。またコハタだった。やっぱり底で食わすと小さいのが食って来る確率が高い。ところが2〜3m切ると全く当たりが出ない。決まって底を取り直した時に食って来る。

小移動中に竿を中古屋で見つけたディーオ2に変更、1.8mの長さで使い良い。グラスコンポジットというよりカーボンコンポジットのグラス竿。穂先が柔らかいので、イワシの前当たりも捉えてくれる。で、そこを取り直して3本目ゲット。一応サイズアップしたが、子ハタ。合わせが入れやすく、粘りもある。こりゃいいぞ。一番いいのはショートロッドなので持ち重りがしない。いまだ根強いファンがいる竿なのはうなづける。

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↑80号負荷。良い曲がり。

 

その後、左舷ミヨシの常連さんが3m付近の棚(自己申告)でキロアップ。その後2本追釣、いずれもキロアップ。やっぱり高棚は大型が出やすい。オイラもずっと高棚狙っているが、無反応。やっぱりハタはギャンブル性が高い。運だね〜、その後、やっぱり底取り直しでガガガガ、とあたりを捉えてフッキング。ところが巻きに入ると重くなったり軽くなったり…。お祭りや。相手はよっちゃんだった。すんません。魚はバレた。これが最後のあたり。

 

今日は10号で通した。鉤サイズを下げ、マゴも小さいイワシ固定タイプにしたのは正解のようだ。ただし、まともなサイズをかけてないので、本当の評価はお預けだ。

 

8/1、2までは五目で出るらしい。おいらは今日がシーズン最後と思っているので、8月は鬼に勤しむ予定👹

最近、真澄丸に行ってないしなー。

 

 

 

鈎、がまかつとオーナーと。

好みだけどね

バス狂いしてた頃、金のない若者には当時値段が安く、その割に品質が良いとされていたオーナー鈎は、定番の1つだった。ところが、である。80年代から90年代、当時はバスもよく釣れて、一日何本もかけられる。今のように1日中やって数本、なんてことはなく、ハマれば入れ食いもよくあった。なので、釣り方や道具を比べてみることが容易だった気がする。

夏は日の出前に釣り場に到着し、まずめを迎えると、決まってトップウォーターで遊ぶ。琵琶湖ならビッグペンシル、マッディな霞水系ではバズやポッパーが効いた(オイラの場合)。トップウォーターではフッキングが甘くなりがちで、鈎の貫通力や強度はとても大事。特にバズやスピナーベイトトップウォータープラグはショートバイトが多い。そんな時、オーナー鈎は当時、フックポイントが甘かった気がする。ガバッと出ても、フッキングしない魚が多く、また、ギリでかけたときには良く伸びた気がする。で、値段高めのがまかつの時は刺さりが違う(気がする)のと、掛けて延ばしたことが無い。シングルでもトレブルでも、同じ印象だ。どうも、人づてに聞くと、がまかつは伸びずに限界に達すると折れる、という。残念ながら、折れるほどの魚をかけたことが無い。が、伸びてフックオフなら良くある。いつの間にか、折れるほどの魚掛けたなら本望、などと思っている。延びるより折れろ、と。以来、針はがまかつがほとんどだ。

 

元々は

この2大鈎メーカー、確か兄弟会社かなんかで、兵庫県の狭い街の小さな釣具メーカーだったはず。当然、街中に鈎のOEMやってる町工場が多く、メーカーの違う鈎を同じ工場で作ってたりしたはずなので、↑の印象なんてあてにならないのかもしれない。でも縁起担ぎと言うか、一度心にこのメーカー、と刷り込まれると、抜け出せないもの。最近は海釣りしかしないけど、やっぱりがまかつを信じてしまう。鈎の自重で爪に引っかかって落ちないしね。バス釣りやってる時から、触れば貫通するほど鈎先のポイントは研げ、と言われてきた。草スキーをやっていたオイラは、アイスバーンを一滑りするごとにスキーのエッジをファイルで研ぐ感覚で、何投かすると針先を研ぐのがカッコよく思え、やっていた。がまかつだけは、研いでも元の刺さりより良く出来なかったように思う。きっと焼き入れで硬く、一度針先が鈍ってしまうと、研いでもなかなか研ぎきれないんじゃ無いか、と思っている。

 

東日本大震災

あの津波は、海を恐怖させ、オイラを釣りから遠ざけた。仕事柄、震災復旧に携わって、報道以上の港町の惨状を直接目にしたことも大きい。そんな折、がまかつの創業者が確か亡くなったと記憶する。ああ、なんか時代が1つ終わりを迎えたのかなあ、などと感傷に浸った出来事。結局8年越しでまた釣りを再開したが、選んだのはやっぱりがまかつ。色々理屈をこねたが、理屈じゃ無いんだな、きっと。

夏の伊勢海老漁前のシーズン本当の最後のマハタ釣りに週末行く予定。いつか、オイラのお気に入りのがまかつ鈎をへし折る大物を掛けれたら良いな〜。

ハタ坊、何回目?

待望の北風

このところ大原沖は、南西風の影響で水温低下にごり潮が続いた。予報では昨日、今日と北風が吹き、水温上昇が期待できそう。その上、今日は凪の予報。随分前からよっちゃんに誘われていたマハタ五目で出船。

 

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↑4時出船。まだ暗い大原。

湾口からイワシ反応を探しながら勝浦方面へ。ところが、全くイワシの反応が出ない。魚は水温変化に弱い。温度が急に上がっても下がっても活性が落ちる。いゃ〜な予感が早速。

ダメだ、全然イワシがいねえ。十分餌あっから、沖へそのまんま走るよ〜、と船長。

 

オウカサワラの先

水深50m付近から開始。今日は、フッキングに反省多し、という事でかけ調子のアナリスタ73 と、原点回帰でジグ 用ベイト手巻きで挑戦。PE 2号、ハリス10号でスタート。棚切りしてまつが、気配がない。程なく船長、「ダメだ、全然流れね〜、あげて」

しばらく走って、O井さんの5.9キロポイントへ。そこでもやっぱり反応なし。よっちゃんが底取りしたときにカサゴをかける。それ以外、とにかく無反応。上潮は暖かいが、上がってくるサバ子や仕掛けが冷たい。底は冷え込んでいる。北風が1日吹いたくらいでは状況が変わらないのか、新たに深場から冷水が入ったか、とにかく冷たくて潮も効いていない。

7号にハリスを落とし、3m付近から下を丁寧に探るも、あたりなし。よっちゃん、二本目のカサゴあげる。

 

黒森出しへ

このところ実績の上がっている黒森出しへ大移動。

2、3投して、船長、「流れねえ。2人だから横流しすんね〜」とドテラ流しに変更、風で仕掛けを踊らせる。

その第一投。あまりの活性の低さに、錘を底ギリギリにキープする。サバ子が暴れる。前あたりがようやく来た。そして、コツンッ、と今日初めてのあたり。さあ、引き込むか…!

イワシがブルブル。ク、クク、と小刻みなあたりが混じり、ようやく竿先が入った!グーイ、グーイ。

重さを聞きながらフッキング!するッ…

ガー〜ーーー( ´Д`)y━・~~、抜けた〜!

あげてみると、サバ子の頭が潰れてる。ハタやんけ〜、失敗や。小針、トレブル付きで、かけることができなかった。

 

気を取り直して、次を投入。程なく、また底べったりで前あたりから、コツンッ。コツ、コツ、コツンッ。でも食い込まない。

そこから6投くらい、ずっと当たりは出るが乗らない。竿先が刺さって乗らないあたりも他に2回あったが、フックオン出来ず。錘を底に残してゼロテンにして待つも、コツコツ、から先、ゴンゴン、と乗ってくれない。

船長、「底が冷えてっから活性低い。全部ハタのあたりだっぺ。食い込む前に吐いてる。」

とのこと。

イワシではあたりが出ない。サバ子にして暴れさせると、コツン、とくる。完全にリアクションで口を使っている。食いにきてるわけではないので、本能的な「クワエ」みたいな感じ。

こういうショートバイトを取るにはどうすれば???バスなら電撃フッキングなんだけど、ハタ相手に水深30m〜50mで、あたり即合わせが効くのか?

色々試すも、フッキングせず。でも反応がある分、楽しい。なんとかフッキング出来ないものか、とあの手この手。

よっちゃんもあたり出るが乗らない〜、という。

 

珍しく船長、打つ手なしと見たか、残り20〜30分残して、イワシ捜しながら帰っぺ。とお土産釣りに、再度御宿、勝浦方面へ。

 

ようやくイワシ反応見つけたが、足が速い。一投いれると居なくなる。ポツポツ拾い釣りしながら帰港。サビキでも釣れれば楽しい。

ジップロック二杯分くらいのシコイワシとサバ子のお土産を作ってもらった。今日はこれで夕ご飯。

イワシ はさばいて塩して、刺身がいいよ、と女将さん。サバ子は味噌煮が好評だったのでもう一回やってみよ。

 

今日もハタで坊主。ハタ坊。でも面白かった。7月いっぱいはやってる、とのこと。もう一回来れると良いな。今日は、古い天秤バラして針外しを自作して使ってみた。これまで手でやっててモタモタしてたのが、嘘のように簡単に外せる。快適。と思ったら、O井さんのブログアップに気づき読んでたら、O井さんも針外し自作してた。😩あ〜、また被った〜。その上、O井さんの方が出来が良い。有りもので適当に作った感あふれるオイラの針外し。ちょっと恥ずかしいが、まいっか。

 

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↑今日は右側使ってみた。

 

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↑シコイワシの刺身。旨い!

 

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↑小鯖は定番の味噌煮。今日は少し濃い目に味付け。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハタ仕掛け、再び改良

前回の成果と反省

スナップを使って親ばりをイワシに近づけた改良?を行った前回の釣行。あたりを5回捉えて2回フッキング。一応、あたりがあっても取れなかったこれまでよりは成果が出たと言える。

ただし、取れた2匹とも、実は親ばりにかかっていたのではなく、生き餌ローリングの小針でフッキングしていたのだ。キロサイズとはいえ、良くあげられたと思う。幸い、慎重やり取りが奏功してあの細軸ローリング針でものされずに上がった。

もし一投目のヒュージ、途中バラシ、が同じ状況だったら、きっとのされてるだろう。

このことから、やはりフッキングはイワシの口掛けをした針が最もかかりやすい針のように思える。

冷水影響で一挙に食い込まないような状況では、孫針にもかかりにくいようだ。

YouTubeで泳がせの動画が色々upされていて、イワシを丸呑みするのだが簡単に、ペーっと吐き出す。親も孫もかかる気配がない。咥え込んで反転するときに、針が良い角度で口中にあるとフッキングする様子が見て取れた。

やっぱり親ばりの掛け方が重要なんだ、と再認識。

 

そこで

思い切って別方向に仕掛けを振ってみることに。心情として、針はかけたら絶対逃さない太軸を旨としてきたが、イワシにダメージが小さい細軸の小針、太刀魚飲ませ用を新たにセレクト。孫針は少しでもフッキング向上を狙い、今一度トレブルに挑戦。ただし、イワシへのダメージを考慮して、トレブルフックにチヌ 4号のサビキばり程度の華奢な針を2本セットして、イワシへの固定を狙う。

トレブルは自重と重心の位置が、餌から遠くなるため、泳ぐと良く外れる。まあ、外れたとしてもフリー孫針として機能するから良しとするが、途端に根がかりや手前祭りが多発する。フッキング率向上の裏腹で、当然メリデメがある。

その針外れを少なくして、かつイワシへのダメージ軽減。

まあ、大抵構想通りにはことが運ばないが、ローリング針で取れた魚が、小針への偏見を無くしてくれた。

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↑こんな感じで、イワシ刺針を付けてみた

 

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↑一応、見栄えも大事という事で、熱収縮チューブで補強

 この二本の小さい針で、イワシやサバ子にトレブル付けよう、って算段。

 

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↑こんな感じで、トレブル孫ばり完成。さて、上手くいくか?

 

 

模様は

15日は久しぶりに北風が吹く。よっちゃん情報によると、南風はコリオリの力で東に曲がる海面の潮流を生むらしい。そうすると岸際の水位が下がろうとし、それを補うために海底から冷たい海水が沿岸に入ってくるらしい。九十九里では、南風の時は夏でもサーフィンが寒い日があるらしい。なるほど、だ。

北風はその逆で、表層のあったまった水が岸に寄ろうとするらしい。

ただし、水温が上がればすぐ活性が上がるかというと、魚は水温変化に敏感で、2度違うだけで体調が明らかに変化する。金魚を買って来ても、すぐに水槽に放すのはご法度で、買ってきたビニール袋ごと数時間水槽の水に入れ、水温を一定にしてから放す。

環境の変化もあるが、活発に餌を食い出すのは、やはり翌日以降だ

ネガティブ思考だけではない。最近朝から快晴、ではなく出船直後はローライトコンディション。夜行性のハタは、朝まづめ、海中がまだ暗く、チャンスがあるはず。ここ二回の釣行も、やはり朝があたりが出やすい。O井さんの5.9キロは終了間際だったけどね。

 

次回

16日出船。さて、調子は上向きになっただろうか。

いつものように、あまり入れ込まず、でも集中して、自分のペースで、殺気を消して。